山形大学 医学部

山形大学(医学部)合格 2014年度塾生(宇都宮駅前校)

 私は中堅進学校レベルの高校において中の上程度の成績でした。父母との約束で国公立と自治医科大学のみ受験を認めるという条件の中、現役時代の私にとってそれを叶えるのは夢のまた夢という感覚でした。努力もせずに裏付けのない自信ばかり持って、結局センター試験は69パーセントの得点率という結果に終わりました。当然国公立大学医学部に届くはずもなく、赤本の得点率も不十分なまま受験した自治医科大学も結果は不合格で、実力のなさをやっと体感し、医学部進学を諦め、ある大学の工学部建築学科に現役で入学しました。しかし1年の夏休みに旧友と再会し、そこで自分の夢はやはり簡単に諦められないということ、この半年で人生を大きく変えられるなら、思い切り努力する価値はあるのではないかと考えるに至りました。

 それからはすぐ準備を進め、家から近い塾をひたすら探しました。いくつかの塾を検討する中で、塾長が指導されてきた多くの受験生の年齢層や周りの塾生の意識の高さ、清潔感や入塾説明会で親身に的確な応対をしてもらったこと等からエコール麹町メディカルへの入塾を決めました。初めて自習室を見学させていただいた時に印象深かったのは、自習室内に常に音楽が流れていることでした。塾の自習室と言うと、自分の呼吸音すら遠慮してしまうような静まり返った場所というイメージだったので、これには驚きました。しかしすぐに慣れ、むしろ周囲の雑音が気にならなくなりました。また本番の入試に近い座席配置だったので、それに慣れた私は本番でも、周りが気になるといったことはなかったと思います。

 授業については、両親との約束でそれほど多くの授業を取ることはできませんでしたが、質問があればその場で先生に聞き、解決できる環境にあったことは、私の中で、一番の成績上昇につながったものと思います。私は、高校生の夏休みも終わった9月中旬からの入塾だったので、他の受験生と比べて明らかにスタートが出遅れているという自覚があり、それが常に、両親からの重圧とともに重くのしかかっていました。それでも先生がかけてくださった「乾いたスポンジほど、吸収力はいいんだよ」という言葉を信じ、苦手か得意か等は全く考えず、どんな悩み事をする時間ももったいない、勉強しようという姿勢を続けました。私的なことですが、私は一人暮らしで自炊をしており、時間がないと分かっていたため、毎食同じメニューで全て10分以内に作って食べるという生活をしていました。体調を崩さなかったから良かったものの、実家に帰った時には、やつれてげっそりしていると姉に指摘されました。食生活は私の最大の反省点です。どんなに忙しくても、体が壊れて勉強できなくなったら本末転倒。そこは意識すべきでした。

 12時間勉強を続ける生活をすること約半年、基本的なことは一通り習得し終えたつもりで、塾で受けたセンター試験予想問題の得点率は86パーセントでした。これはきっといけるとセンター試験前日に初めて自分の努力を認め、臨んだ試験本番では82パーセントでした。努力は報われなかったのか、そもそも努力が足りなかったのかと、再受験を決めてから初めて、時間を気にせず泣き続けました。その後は自治医科大学の一次学科試験には合格したものの、推薦、前期、後期全て国公立大学医学部を受験しましたが、全て不合格でした。最後の1回という両親との約束での再受験だったので、断られることを覚悟の上で両親にもう1年だけの受験を頼み、何とか父からの許可が下りました。

 2年目は実家に戻り、そこから通える塾をという条件だったので、エコール麹町メディカルを退塾し、実家から通える大手予備校に入りました。夏期、冬期、直前期以外は平日毎日ある授業や、実家暮らしで食事の時間は家族で過ごすことがルールだったこと等から、個人で勉強する時間はだいぶ減りましたが、すでにEKMで基礎は勉強していたので、大手予備校でも応用クラスで勉強することができました。また2浪ということもあり、両親からの風当たりも強い中で、何度も心が折れそうになりましたが、嬉しい報告をしたい人々の顔を思い出して、何とか乗り越えました。今年ダメなら休学中の工学部に戻ると決めて、背水の陣で勉強を進め、迎えた3度目のセンター試験は89パーセントでした。出願先をギリギリまで迷い、医学部への入学という第一目標を達成することを念頭に置き、山形大学に出願、前期で合格を果たしました。

 それから今まで、何人に祝福されたかわかりません。それほど多くの人に支えられていたということに気づきました。これから受験をする方にはぜひ、朗報や感謝を伝えたい人を思い浮かべ、辛さを辛さと思わず、時間を大切に厳しくやり抜いてほしいと思います。必ず受験生の日々を懐古できる日が来ます。

 エコール麹町メディカルの先生方、塾生の皆さんには本当にお世話になりました。

 これから入塾されて合格を目指す皆さんを応援したいと思います。