岩手医科大学 医学部

学力だけではたどりつけない。意外にも、医学部合格の決め手は、指導者と仲間とのチームプレーでした。

2015年度 最終合格 小川泰示さん 岩手医科大学医学部

合格後、塾長と宇都宮駅前校の校舎前で
合格後、塾長と宇都宮駅前校の校舎前で

〇EKMを知った経緯、入塾の経緯
 偏差値40代前半の工業大学卒業後、医学部受験のために大手予備校へ所属しました。しかし、二年目に慢性的な炎症性腸疾患を患い、受験を断念。その後数年間は、自宅療養を強いられました。その後、体調が落ち着いてきたので、医学部受験を再開。自宅浪人から医学部を目指すという道を選択しました。そして一昨年度は獨協医科大学、昨年度は岩手医科大学が二次試験まで進むことができましたが、結局合格通知を手にすることはできませんでした。年齢的にも、成績の面からも医学部受験を諦めようと思っていたのですが、実家の病院の後を継がなくてはならなかったので受験続行を決意。今までのような自宅浪人では限界だと感じたので、思い切って地元の栃木を離れ、都内にある医学部専門予備校へ通うことを考えていました。その矢先、インターネットで偶然見つけたのが医学部受験予備校EKM宇都宮駅前校でした。

〇入塾を決めたきっかけ

 インターネットで偶然見つけたEKM宇都宮駅前校。HPを見る限りでは、実家から通学可能で、他の医学部専門予備校に比べて学費が手頃で、医学部に合格するまで全面的にサポートして頂けること、また私のように異色の経歴を持つ医学部受験者を歓迎していることが魅力でした。また入塾相談時に、瀬戸先生が長い時間、熱心に私の話を聞いて下さったこと、また、その姿勢が最後まで感じられ、心強く思ったので入塾を決めました。


〇入塾後のEKMの印象

 以前に通っていた大手予備校と異なり、こじんまりとしているので、講師と先生との距離が近く、気軽に話や質問ができるという印象を受けました。

〇EKMで学習を始めて良かったこと
 EKMで学習を始めて良かった点は、医学部合格という目標へ手助けをしてくれる講師と同じ目標に向かって勉強する仲間の存在です。この一年を振り返ると、年間を通して成績は振るわず、模試の結果は良い時で新設医学部がD判定という程度(11月に実施された最後の模試の後に総復習をして、学力はかなり上がったと思います)。成績のあまりの悪さに絶望し、このまま受験を辞めて、就活しようとさえ考えたこともありました。しかし実家の病院の跡を継がなくてはならなかったので、私の一存では決められません。そのように弱気になっている時は、まずは登校して先生と会話をしたり、授業に参加したりしてモチベーションを上げていました。また、周りの塾生が真面目に懸命に勉強していたので、ここで諦めてしまったら、自分だけがどこの医学部にも引っかからないという情けない状況に成りかねないと思い始め、そう思うと自ずと机に向かうことができました。以上のようなことは宅浪していた時はなく、今年度は、このような危機感を持って受験に挑めたことも良かった点だと思います。もし今年も一人で自宅に籠って勉強していたら、おそらく途中で諦めて、岩手医科大学医学部へ合格することはなかったと思います。


〇EKMの印象的な授業
 原田先生による小論文講座が印象的でした。「小論文とは何か」から始まり、「課題文の読解方法」「アプローチの仕方」「論理展開」など小論文を作成するにあたって、不可欠な要素を丁寧に教えて頂きました。特に、生命倫理学や医療倫理学にも踏み込んだ授業は、今までそのような事に縁のなかった私にとってはとても新鮮でした。以上のような指導のおかげで、入試本番では悩むことなくスムーズに書くことができました。昨年受験した時は、何を書いていいのか分からず、原稿用紙を埋める事すらできなかったので、原田先生の指導がなければ、今年も不合格だったと思います。

 進藤先生の生物と物理の授業も印象的でした。主に過去問を用いた授業でしたので、ハイレベルな問題を解けたことが良かったと思います。また、授業時間外の質問にも納得がいくまで説明して頂きましたし、先生の面白い人柄も良かったです。

 授業ではないのですが、数学は内海先生にお世話になりました。EKM指定の問題集から志望校合格に必要な問題を選んで下さり、問題集や過去問の分からない問題を理解できるまで、説明して頂きました。英語は倉林先生にお世話になりました。例えば、岩手医大の文中空所補充選択の解き方を教えて頂きました。特に、必要に応じて語形変化しなければならない空所補充問題は、とても苦手だったのでとても助かりました。お蔭で本番の試験では、全ての問題に自信を持って解答できました。また、英語は神地先生にもお世話になりました。EKM指定の問題集の意味の取りずらい英文を理解できるまで説明して頂きました。

〇一年を通して気を付けていたことや工夫
 結果はどうであれ、逃げずに、受験を最後までやり通そうと考えていました。年齢の面からも成績の面からも、今年は最後の年だと決めていたのですが、成績が悪かったので、最終合格は非常に厳しいと思っていました。しかし、どうせ受験するなら最後まで諦めずに精一杯勉強し、せめて一次合格は複数校通り、二次で清く散ろう考えていました。そしてこのように最後まで諦めずに突き進むことが次につながるのではないかと思っていました。

 英単語・英熟語帳は常に携帯して移動していました。受験生なら当然だとは思いますが、私は電車通学をしており、電車の中では英単語・英熟語を単語帳を使ってひたすら繰り返し覚えていました。

〇印象的な出来事
 原田先生に面接の対策をして頂いた事が、とても印象的でした。昨年までは、一次試験の合格発表から面接当日までの数日間、過去に聞かれた質問をネットで調べて、回答を一人で考えて、面接に挑んでいました。ですが今年は、面接前日に栃木から渋谷校へ出向き、原田先生に夜遅くまで面接の指導をして頂きました。昨年、私が考えた回答を今年も使おうと思ったのですが、結局、全て原田先生と共にシナリオを練り上げて、より説得力のある回答を作り上げることができました。昨年までは、一人で数日かけて回答を手探りで捻り出していたことを思うと、時間の節約にもなりましたし、あまり労力を使わずに済みました。また昨年は、答えに詰まる質問をいくつかされたのですが、今年は先生と共に作り上げた回答で全ての質問に答えられたので良かったと思います。

〇後輩たちへのメッセージ&アドバイス
 私は、以前は「努力すれば、夢は叶う」という言葉が好きではなく、「努力しても無理なことがあるんだ」と半ば、諦めていました。でも今は諦めずに努力を続けてきて良かったと思います。そしてそれに必要なのは、先にも述べましたが、合格という目標へ手助けをしてくれる指導者と同じ目標に向かって勉強する仲間の存在だということです。疑問に思うことがあったら、気軽に質問でき、的確に教えて頂ける先生と医学部合格へ切磋琢磨し合える仲間がいたからこそ合格できたのだと思っています。また、模試の判定はあくまで合格の目安の一つに過ぎないとも思いました。大学によって問題の傾向は違いますので、問題との相性によっては、たとえ毎回の模試でE判定でも、私のように正規合格できることもあるのです。よく「受験は何があるか分からない」といいますが、本当にその通りだと思います。ですから、無理だと思っても、諦めずに最後までやり通すことが重要だと思います。

【合格者の声】高卒後5年目につかんだ医学部合格(1)

2014年度最終合格 山口あり裟さん 岩手医科大学医学部

川崎医科大学(岡山県)の二次試験会場にて
川崎医科大学(岡山県)の二次試験会場にて

山口さんへのインタビュー(聞き手:事務局 竹生)

[1] EKMへの入塾の経緯について教えてください。

 

私は高校卒業後の2年間、EKMとは違う予備校に通っていましたが、それまでテニス一本でまともに勉強をしたことがなかった私は、「勉強ってどういう風にやればいいのか」「いったい何から手を付ければいいのか」も分からず過ごしており、相談できる人もいなくて精神的に参ってしまい、いつの間にか勉強せず遊んでばかりの生活になってしまっていました。そんな時に、その予備校とエコール麹町メディカルに出講されていた三宅先生から、「エコールはとてもアットホームな塾で、山口さんに向いていると思う」と紹介していただきました。


地元(栃木県)のファミレスで、母と、教室長である瀬戸先生とで三者面談を行いました。ちょうど入試直前期で、予備校の方は皆さん忙しい時期ですから、きっとピリピリしているんじゃないかとお会いする前は心配していたのですが、実際に会ってみると全くそんなことはなく、とても暖かく接してくださったことを覚えています。面談で瀬戸先生とお話しした時、その言葉の一つ一つに温かみと重みを感じ、この方についていけば合格できるんじゃないかと思いました。

中でも印象に残っているのは、「まずは、休まずに通うことを目標にしてスタートしよう。」という言葉です。「まず通う」という、今思うととても低いハードルなのですが(笑)、その時の私に必要だったのはまさにそのことでした。決して無理なことを要求するのではなく、「その人」に何が必要なのかをよく考えてくださったのだと思います。

 

 

[2] 入塾後のEKMの印象はいかがでしたか。

 

エコールへの通塾を始めたころは、入試期間中でしたから、塾にいる人数も少なく、私の授業もプライベート・レッスンが中心で、実は少し孤独感もありました。それでも、先生たちやスタッフの皆さんが、瀬戸先生と同じように、私の心配(「入試期間中はみんなピリピリしているに違いない」)に反して、いつも暖かく接してくれていました。


新年度は、あらためてクラスの一員として、皆と一緒にスタートできました。クラスの仲間は皆優しく、先生やスタッフの皆さんも、常に一人一人を見てくれているという安心感を覚えていました。

 

 

[3] EKMで学習を始めた当初の様子はどうでしたか。

 

理科は引き続き、元いた塾でお世話になった三宅先生に見ていただいたのですが、エコールに入って、英語では最初、倉林先生に担当していただきました。倉林先生は、英語はもちろんのこと、幅広い知識を持っていて、分かりやすいたとえ話を使って、文法を面白く丁寧に教えてくれました。後々、授業は他の先生の担当クラスに所属するようにもなりましたが、EKMに在籍した3年間を通じて、授業時間外の質問やちょっとした雑談などいつでも優しく接してくださいました。


数学は、まず内海先生に見ていただきました。内海先生はおっとりした先生で、丁寧に、分かりやすく説明をしてくださいました。内海先生にも、倉林先生同様、3年間常に、暖かく接してくださいました。



[4] EKMの学習で特によかったことは何ですか。
 
何よりも、自分で勉強する習慣がついたことです。私の一番の悩みは、「勉強とはどういう風にやるのかと言うこと自体がわからない」ということでした。まず「休まず通う」ということからスタートしたEKMで、成績に伸び悩んだ1年目や2年目も、瀬戸先生との面談や各授業で復習の大切さを教わり、時には長期的・短期的な勉強スケジュールを紙に書いていただいたりもしましたが、実はなかなかタイミングがつかめず、完全には実行に移すことが出きませんでした。
 
それが変わったのは3年目です。塾長と教室長が出版された本、『30歳・文系・偏差値30でも 医学部に受かる勉強法』(幻冬舎)を読み、「先生たちがおっしゃっていたのはこういうことだったのか!」と理解しました。私は早速、自分で生活と勉強のスケジュールを考えて、瀬戸先生に見せました。少し手直しをしてもらい、さっそく実行に移しました。

私はそれまで、朝が弱くて早い時間に起きるのが苦手でした。また、朝に少し気分が乗らないと、そのまま塾をお休みしてしまうこともあったのですが、「朝は前日に勉強したことを復習する時間にする!」と決めてそれを自分の義務ととらえるようにしました。すると、気分が乗ろうが乗るまいがもう機械的に勉強ができて、完全に習慣化していました。

習慣化の重要性は、模試の成績を通しても実感することが出来ました。EKMでの1年目は偏差値50代半ば、2年目は50代後半と伸び悩んでいました。それが、勉強の習慣化に成功した3年目の前期の模試では60台半ばと一気に上がり、それまで決して出なかったような判定結果が出たのです。

一方、後期の一時期、朝起きられなくなってしまった時がありました。すると、やはり成績が下がりました。自分でも「ああ、勉強の習慣を守ると守らないとではこうも違うんだな」と、数字と言う目に見える形での違いに驚き、すぐに、入試本番に向けて習慣を取り戻すようにしました。
 

【合格者の声】高卒後5年目につかんだ医学部合格(2)

2014年度最終合格 山口あり裟さん 岩手医科大学

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[6] 年間を通して気を付けたことや工夫(学習習慣やメンタルケアなど)

 

自分で決めたスケジュールに従って勉強することは前に述べた通りですが、どうしても疲れてしまったり、思い悩んでしまった時は、「どうにでもなれ」と思って寝てしまうようにしました。思い悩みがちな私でしたが、その一方で、大体のことは寝て起きれば回復するので(笑)、起きたらすぐ勉強、と心がけることで、乗り切ることが出来ました。

 

 

[7] EKMの印象的な授業や先生

 

2年目に原田塾長が、3年目には瀬戸先生が担当された、サンデルの授業(※)です。この授業では、各受講生に分担が割り当てられ、個人個人で和訳を準備して、授業の場でそれを口頭で順番に述べていく形式でした。EKMには大卒の再受験生が多いのですが、その方たちによるとまさに大学のゼミのような形だとおっしゃっていました。

 

自分が和訳した文章を発表する中で、つかえたり分からなかったところをすぐに直で正しく治してくれる、文法の授業とは全く違うアプローチで、学んだ知識が統合されていくことを実感し、英語への苦手意識がなくなっていきました。また、分担があるということで、責任感も芽生えました。

 

 

[8] 入試本番期の思い出(本番~合格通知到着まで)

 

一次合格をいただいた川崎医科大学では、事前の面接練習が不十分だったため、瀬戸先生が現地まで同行して下さいました。まず岡山へ向かう新幹線の中で、過去の質問事例をまとめた問答集をもとに、一緒に回答を準備しました。現地到着後は、ホテルの部屋を使って模擬面接をしました。ドアの開け閉めから挨拶の仕方といったマナーまで、私がそれまで知らなかったことを教えてもらいました。

 

本番では、瀬戸先生とも「これは聞かれないよね~、でも一応準備しておこうか」と、聞かれる可能性が低いと思っていた質問が聞かれて驚きつつ、「万が一のため」準備していた回答を述べました。それは、「今まで一番感動したことは何ですか?」という質問で、「貴学から一次合格をいただいたことです」という回答です(笑)。面接の先生方も笑っておられましたが、私は、「念のためと言いながら、準備しておいてよかったな」と内心ほっとしていました。

 

私は、EKMでの2年目が終った時(昨年)、「5浪はしたくないな」と思っていました。その時に、瀬戸先生と母とで三者面談を行いましたが、その時に瀬戸先生は「2年間頑張ってここまできた。あと1年やったら受かる」とおっしゃり、母も「4年も5年も変わらないよ」と言ってくれて、「あと1年だけやろう」と思いました。

 

そのようにして「これで最後」と臨んだ3年目の入試では、複数の大学から一次合格をいただきながらも、二次では補欠待ちとなり、一時は歯学部への進学を決意して、進学する準備をしていました。そして、最後の最後で岩手医科大学から合格の通知が届き、驚きと喜びと共に、大急ぎで入学手続きや引っ越しの準備をしなければならず、一気に慌ただしくなってしまいました。

 

 

[9] 合格をつかんだ今、周りの人たちへのメッセージはありますか?

 

《エコールの皆さんへ》いつも暖かく指導してくださった塾長・教室長、丁寧に教えて下さった先生方、いろいろな手続きを代わりに行ってくださったスタッフの皆さん、お世話になったすべての方に、心から感謝しています。私が在籍していた3年間を通して、生徒さんの数が年々増えていますが、これからも、私がEKMのいいところだと思っている、「一人一人に目を向ける」塾でいてほしいと思います。

 

《今、そしてこれから受験をするみなさんへ》私は小学生高学年のころから高校の3年間まで、ずっとテニス1本で、勉強を放棄していました。「休まず通う」という所からスタートした私は、伸び悩みながらも、勉強の習慣を身に付けることで、医学部に合格することが出来ました。私は特に長い時間がかかりましたが、今、なかなか学力が上がらなかったり、合格をつかめず苦しい思いをしているとしても、あきらめずに頑張ってほしいと思います。すべては、勉強を習慣化することです。

 

《母へ》 ずっと私を支えてくれた母には、感謝と共に、受験生活を通して、金銭面で負担をかけてしまったので、早く医師になって恩返しをしたいと思っています。

 
(おわり)