東邦大学 医学部 医学科

【合格者の声】30代後半・文系大卒・塾講師からの医学部再受験

2014年度最終合格者 小澤邦寛さん 東邦大学医学部医学科 合格

☆3度目の大学受験 ~医学部を目指す~


 小学校は中学受験対策をしてくれる私立。しかし、中学受験は失敗し公立中学校へ進学。高校受験では滑り止めの私立校へ進学。高校は当時で偏差値57前後の中堅校。高校入学当初は成績がよく頭の良いキャラでしたが、高校2年生以降はほとんど勉強しないキャラへ。


 高3(現役)時は大学名だけで選び、学部ものちのち潰しが利く学部を選択しました。

一浪時も学部は変わらず、大学名だけは少し下げたところも受験し、滑り止めに合格して進学。再受験1回目は自分の関心事から心理学科に選択。ここでも滑り止め校に合格して進学しました。


 そして今回、医学部を目指し再再受験。自分になんとか合格できそうな私立校に狙いを定め、これまでで最も多くいろいろな大学を受験しました。現役、一浪時はあまり学校や塾の先生には相談せず、親が中心となって決めていました。再受験時は自分自身で決め、今回の医学部受験では少人数予備校(エコール麹町メディカル)の本科へ1年間通学しながら予備校の先生に何度も相談し、プロの視点を取り入れた受験ができました。

 

 

◆医学部合格までのステップ

 

●受験スタートの切り方

 「やる!」と決めた12月~2月までは、基本の基本を取り組みやすい問題集を購入して自力で学習を始めました。3月から予備校にて受験に間に合わせるためのプランを立ててもらい、個別指導で集中的に授業を1カ月受けました。
 つまり、最初に受験へ向けて走り始めた自分に酔う気持ちで、とにかく受験勉強に取り掛かり、完璧を目指さず、独力で勉強するとはどういうことかを体験することで、自力での限界や非効率なところを実感し(12月~2月)本当に受験に間に合うのかを考え、効率がよく自分も少し楽に学習できる環境を整えて継続させていきます(3月以降)。

 


●受験計画

【1年間】
 1年間の受験計画は予備校のサクセスプランに沿ったものでした。夏までに受験で求められる論点全範囲を1周し秋以降に再度1周します。冬から直前期にかけてダメ押しのもう1周。合計3周すれば、当たり前に思える論点が多くなりました。


【1カ月】
 1カ月のプランも予備校が熟考したものです。1カ月4週間としたら、3週間は授業等を受けて「走り続ける」時期。最後の1週間は余力があれば復習、疲れていれば(肉体的でも精神的でも)リフレッシュできる期間とします。


【1週間】
 1週間のプランは予備校の授業の予復習を中心として、授業以外の時間をどう使うのかを考えました。自分に無理なく楽に勉強できる場所や時間帯は、朝の予備校での自習でした。
 予備校の授業は日・月休みで火~土は授業が目いっぱいのサイクル(他の予備校の人は例えば日・月休み、火~土は授業と考えてもらえばよい)。平日はできるかぎり早く予備校へ行って(朝7時とか)授業前に自習します。週末も予備校に自習しに行きました。
 自主勉したいけれど授業があってできない、という気持ちを平日に高めて、その気持ちを週末2日間、思う存分解放するイメージです。制約があって自由が利かない時期を経ると、自由にできる時間が与えられたとき、とても有効に且つ幸福感を得ながら活用できると思います。


【1日】
 1日のプランは基本、朝型勉強をよしとするプラン。早寝早起き(23時就寝、6時起床が理想パターン)、朝勉強、午前授業、午後授業、軽めの夜復習というリズムです。休日は、朝勉強、午前ゴールデンタイム復習時間、午後午前中に終わらなかったところのリカバリー時間+もっと勉強できちゃうぞ(自分に酔って自分を褒めながら勉強します)時間、夜は友達や家でリフレッシュする時間。


【夏休み】
 夏休みは春学期の復習と夏期講習内容の予復習が中心。休み期間・夏期講習授業・夏期合宿の3つの期間。夏休み前半に春学期復習をさらっとやります(あまりじっくりやりすぎると時間がかかりすぎて、いつまでたっても終わらないor飽きる・気持ちが萎える危険があります)。夏期講習があるときはその授業の予復習中心です。
 春学期復習・夏期講習復習以外にプラスアルファは基本的に考えません。新しいものに手をつけるのは楽しく、勉強している・差をつけている・できているような気持ちになりますが、それはただの自己満足です。復習すること、できることで学力は伸びます。夏前半で計画通りに復習をこなせねければ、夏後半でリカバリーする、つまりさらっととばした復習をもっと煮詰めます。
 もちろん、夏前半を理想的にこなせたら、夏後半は志望校の過去問を1年ずつ手をつけてみることができるかもしれませんが、それができたとしても大して差はつかないと思います。


【冬休み】
 冬休みは、がっつり過去問と秋の復習を並行します。私は結局、過去問を中心に据えて過去問で取れなかった単元を強化するイメージで、秋の復習や受講授業を選択しました。ただ過去問だけをやっても伸びませんし、復習だけをやっていると過去問に手をつけず入試突入という怖い事態に……。過去問を模試のような気持ちでやって、復習で過去問に向けて向上しているイメージを持つ、ゲームのように考えました。

 

 

●勉強法

 合格を決めたのは、「塾・予備校にひたすら通い続ける」ことと「学習の質をどう高めるか、ゲーム感覚で工夫をしてみる」ことだと思います。


【基礎力】
 基礎力をつけるコツは、生物を例にするなら、『田部の生物をはじめからていねいに』シリーズ(ナガセ)や『山川喜輝の生物が面白いほどわかる本』シリーズ(中経出版)などのテキストを朝音読する勉強法と、暗記カードです。朝音読は、自分が自分に授業をするイメージでやります。朝音読の声がすると、家族も「勉強しているな~」と安心するみたいでした。

 朝音読は、自分がその単元をすべて理解しているつもりで行うのが大切。これを目指す
と、音読する直前に黙読で内容を必死に確かめる自分が出現します。うまく音読がいくとテンションが上がります。
 暗記カードは「自分で一問一答を作る」ことが大切。ただ、写すだけではカード作成中に覚えてしまう効果がなくなります。自分の言葉に翻訳しながらカード作成をすると、出来上がったときには半分くらいはもう暗記しています。


【不得意科目】
 不得意科目は数学でしたが、問題の解き方、解法のプロセスをノートに何度も写しました。このとき、元のノートをできれば閉じますが、わからなくなったらチラ見します。できれば一問まるまる、解法を確認したらノートを閉じて、何も見ないで再現します。公式や他の教科の暗記事項は暗記カードで。
 また、敢えて電車でなくバスでの行き帰りを選択して、ひたすら解説書や問題集を読んでいました。予備校の授業中に怪しかった単元について「早く確認したい、完璧にしたい」気持ちを増幅させてバスのなかで解放するイメージです。

 数学のノートは縦半分に線を引いて、1ページを2ページ分にして使っていました。数学の授業中の式はとても丁寧に細切れの式で表してくれていたので、1ページずつだとすぐにノートが終わってしまうからです。
 また、数学で違う目的で縦に線を引いたパターンもありました。半分よりやや右寄りに縦に線を引いて、左に解法などの本文を書きます。右に、解法を思いつくための発想のきっかけや、何をしているかを文章形式で書く方法です。
 数学は、こういうときにはこの攻め手、というパターンを複数持ち合わせることで
広がりが持てると思います。といっても、私は最後まで数学はできませんでした。それでも合格できました。

 

【暗記法】
 私の暗記方法は、ゴロが載っている参考書を読んでなおかつ自分のオリジナルゴロを作って覚えることでした。『風呂で覚える化学』(教学社)がとても役に立ちました。ゴロは便利だと思います。

 

 

●模試成績

【駿台模試】

  5月模試 英語 56.8 数学 40.0 化学 44.3 生物 49.0 理系四科 45.4

  9月模試

英語 71.0 数学 36.6 化学 33.6 生物 50.2 理系四科 51.5

 この成績でも東邦大学医学部へ合格できました。勝因は、武器の英語と過去問を10年分以上解いたことです。化学は直前期の個別指導でかなり伸ばしたように思います。

 

 

参考書・問題集の上手な選び方・使い方

・英語:Next Stage 英文法・語法問題(桐原書店)

    英語構文詳解(駿台文庫)

・数学:シグマベストこれでわかる数学シリーズ(文英堂)

    10日あればいい 大学入試短期集中ゼミ実践編 数学演習(実教出版)

・化学:大学受験DOシリーズ 無機化学 理論化学(旺文社)

    大学JUKEN新書 有機化学(旺文社)

・生物:生物Ⅰ合格39構 生物Ⅱ合格33構(東進ブックス)

 

 

●志望校情報

 志望校の情報は、第一に予備校の先生との面談、第二に予備校友達との雑談からです。予備校友達との雑談は見栄を張ったり自慢をしなければ、お互いが同志の仲になれます。ただし、噂レベルの入試情報は必ず予備校の先生で確認を取ることが大切です。

 


●予備校の利用法

 予備校の先生を絶対的に信じる、信頼することです。そうすると、先生方も応えてくれます。合格させてくれます。自分の方法がある、と言っている人は落ちます。素直に、謙虚に、愚直に、予備校に「浸かる」のが必勝法です。

 


●センター試験&直前期勉強法

 飽きるほど、各社のマーク模試を受けまくります。秋以降は早い段階でセンター過去問を解きます。意外と、センター過去問は1、2教科なら時間を取られません。
 過去問で出会った問題が、前に受けた模試で出ていて悔しい、という体験を何度もしました。模試は大手予備校の先生方が作っているので当たり前なのですが……。よって、模試は直前期まで使える問題集です。

 


●息抜きと集中力のバランス 

 悩みは周りの同志にに相談します。予備校の友達や家族にも言えないことや愚痴はなんのしがらみもない人(私は行きつけの美容師さん)に話すのも良いでしょう。

 朝型の生活リズム・朝勉強は最強。タイマーで15分刻みに教科を入れ替えて集中すると時間配分などの時間感覚がつきます。

 

 

●ベストな出願パターン

 センター試験は必ず受けましょう。私大入試の1校目は最も簡単なところが良いです。少

しでも多く受けるのがベストですが、最大5日連続に留めましょう。知り合いが受けられるところ全部を受けて10日連チャンが普通とか言っていましたが、結果は芳しくなかったようです。前半期に1校でも1次合格が出ていると波に乗れ、自分を肯定できます。

 

 

試験本番

 

 試験開始や休憩時間には、まじめに勉強する人もいれば、おしゃべりしたりタバコを吸いに行く人もいますが、試験会場でこれまでを思い出し「あれだけやったからなぁ~」と思えたら勝ちです。そう思えるように勉強を積み重ねておく、これが受験勉強そのものだと思います。問題はわからなかったらすぐにとばす、自分が解けないものは他人も解けないと言い聞かせました。しかも実際にそうであることが多いです。

 また、私の隣の人が独り言を言ってうるさかったり、力を入れて消しゴムを使いすぎて答案を破いていました(笑)。

 

 

勉強の質=考えるスイッチをONにする作業を忘れずに

 夏前までのダッシュや学期始めのダッシュなど、始まりのモチベーションが高い時期を利用してスタートダッシュをかけること。

 絶対的な勉強量が必要だけれど、量を追って質が悪いと、悲劇が待っています。その都度、勉強の質は良いのか、自問自答すること。勉強の質とは「考えるスイッチが入っているか」です。特に、復習をしているときに、考えるスイッチが切れていることが多いです。復習はただ眺めているだけでやっている気になりますが、実際に同じ問題を白紙で出されると解けなかったりします。いつでも、自分で自分をテストしてスイッチをチェックすることが大切です。

 あと、過去問をやっていないと話になりません。逆に直前期に過去問をがっつりやることで合格できることがあります。過去問おそるべし。

鈴木 理夏さん [一般入試]

合格祝賀会にて
合格祝賀会にて

受験戦争とは無縁の平和な日々

私は小中高一貫のカトリック系の女子校で12年間を過ごし、進学校とは程遠く、勉強よりも人格形成に重点を置くような環境の中で、穏やかで楽しい学生生活を送ってきました。浪人をするまでは、勉強で人と競争するという経験は一度もありませんでした。実際、いま思えばおそろしいほどに、毎日をただ楽しく過ごしていました。傍から見たら自由気ままなお嬢様暮らしをしているように見えたかもしれません。


CAを夢見ていた女子高生、医師を志す

そんな私の将来の夢は、長い間、「CA(キャビンアテンダント)」でした。しかし、高3の秋ごろに医大進学を決意しました。きっかけはいくつかありましたが、やはり父、祖父、叔父、叔母など、親族に医師の多い家庭環境の影響は大きかったです。

医師という仕事のやりがいと重み…大学進学という契機に、将来の職業のことを真剣に考えた時、もっとも身近にあったこの職業が、一番しっくりくると感じました。しかし、医師という職業をどれだけ身近に感じていても、学力が足りなければ医学部には入れません。その春から私は、半年前には想像もしていなかった「医学部浪人生」になることが決定したのです。

 

しかし、予備校の雰囲気が怖い…
卒業を迎えると同時に、予備校探しをはじめました。いくつかの予備校を見てまわってお話しを伺いましたが、受験勉強が初めての私は、予備校の職員の方のただただ厳しい態度や、浪人生の“お兄さん”たちのなんともいえない雰囲気に圧倒されてしまいました。とてもじゃなけれど、自分はこの中に入っていくことなどできないと感じてしまったのです。


他とは違う、ここでなら私も頑張れるかもしれない

そんな中、3校目か4校目のタイミングで伺ったのが、エコール麹町メディカルでした。私の弟のクラスメイトのお兄さんがこちらの卒業生で、医学部に合格・進学されたということで、母が“ママ友”であるそのお母様からご紹介をいただいたのでした。

 

初めて教室長の瀬戸先生にお会いしたとき、ここでなら私も頑張れるかもしれないと直感しました。私の経歴や打たれ弱い性格、そんなに体が強いわけではない事をお話したときに、「ゼロからでも大丈夫、同じような先輩がたくさんいる。それに、少しぐらい弱さがあって人の痛みが分かる人の方が良い医師になるよ。一緒に頑張ろう!」と言ってくださったのです。

偏差値30台からの医学部受験がスタート

こうして、私の浪人生活がスタートしました。1年目は高校3年間分の教科書レベルの勉強でした。理数科目に関してはほぼゼロから、英語も勉強の仕方が分かっていなかったのでイチからやることになりました。最初の模試では数学と化学の偏差値は30台、英語と生物の偏差値も40台でした。

しかし、本科ゼミに加えて個別授業を入れながら勉強を進めていくと、冬頃には英語と生物は偏差値50台後半~60台前半になりました。とはいえ、高校3年間分の勉強・すべての受験科目を、わずか10ヶ月で完成させるのは無理な話です。自分も家族も、当初より複数年の受験勉強を覚悟していたので「一年目は“医学部の試験はどんなものか”を体験することを第一に入試に挑みました。 

一浪目の“ご褒美”
(もちろん)医学部には合格しませんでした。しかし、チャレンジとして受験した某歯学部から「特待生」としての合格を頂いたときには、理系科目ゼロからはじめた自分の1年目の頑張りを認めてもらったような感じで、心から嬉しかったです。医学部を目指す気持ちに代わりはなかったので辞退させていただきましたが、この合格は、その後の続く受験生活のの大きな励みになりました。

1年目に基礎を固めた成果で、2浪目の新学期は、全教科で上位クラスでスタートすることができました。それでもやはり数学と化学はどうしても苦手で、授業に付いていくのに精一杯。復習にも時間がかかって、苦しい日々でした。一方、英語と生物は、この年で完全な得意科目となりました。これが奏功して、冬には複数の先生方から「英語と生物は大丈夫だから、数学と化学で入試問題との相性が良ければ、私立新設医学部には受かれるかもしれないね」と言われるようになりました。

二浪目の辛酸
しかしながら、入試本番ではことごとく数学が上手くいかず、2年目も涙を呑みました。この結果は、もちろん悲しかったですが、それぞれの試験で「できたところ/できなかったところ」がハッキリとわかるようになっていたので、どこかで冷静に納得している自分もいました。


ただ、この年は、これとは別の理由でいまだ感じたことのない悔しさを経験しました。それは、私と同じく前年度からEKMに所属し、成績も競り合ってきたクラスメートが、埼玉医科大の後期の一次試験に通ったことでした。よき勉強仲間・ライバルとして共に励まし合い競い合ってきただけに、「なぜ彼だけが?なぜ私じゃないの?」「私の何かいけなかったの?」と、心が乱れました。先生方から「学力は拮抗していたのだから、それこそ試験問題の相性の問題だよ」と励ましていただき、そう理解するように努めました。それにしても、自分にはこんなにも負けず嫌いのところがあったのかと驚きでした。

 

悔しさをバネに、有言実行の三浪目

3浪目に入り、この負けず嫌い精神のせいで、精神的にほとほと疲れてしまうこともありました。しかし、これは受験生として持つべき精神であると思います。どんなときでも「1番になる」ことは大変なことです。しかしこの1年間、私はいつも「まずはこの予備校の中で、EKMの中で、1番になる!それを維持する!」と思っていました。

 

その時の私には全員が敵に見えて仕方ありませんでした。(実際、今、合格してみると一緒に予備校時代を過ごした友人は敵などではなく、一生ものの仲間だと心から思います!!)

 

みんながやっている事はすべてやり、さらにそれ以上のことをするというのを目標に実践していました。前期はこれを順調にこなし、成績もどんどん上がり、全国模試では、(新設医大ならば)B~C判定も出るようになりました。 


突然襲ってきた、制御できない不安
しかし、スランプやアクシデントは必ずやってきます。化学の夏の演習授業のとき、周りの人がみな正解出来ている問題で、自分だけ何問も解けなかった事がありました。それまで成績も順調で、精神的にも安定して受験生活を送れていましたが、こんなに些細な事で、がたっと精神的に崩れてしまいました。

その時の化学のクラスは男子の中に女子は私一人で、「やっぱり男の子は心も強いし、きっと勉強の飲み込みも早くて叶わないんだな、もう無理だ…」と真剣に考えてしまい、食欲も無くなってしまい、この年になって初めての欠席、しかも3日も連続で欠席してしまいました。

動揺を乗り越えた先に
辛くて居てもたってもいられず、自宅から瀬戸先生に心境をメールしました。すると「ここまで頑張っていて、成績も2浪目より圧倒的に伸ばしているんだから、辛いときは2、3日ぐらい堂々と休んで良いよ。小さなことで不安になるのは、“受かる人”によくあること!」と言っていただきました。本当にほっとしたのを覚えています。そのお言葉のおかげですぐ元気になり、自信を取り戻して即座に復帰できました。 

苦手科目で苦労していたときには、自分の得意科目である英語をもっともっと伸ばして、苦境を乗り切ったこともありました。ある時、英語の先生から「高校を海外で過ごした他の塾生よりも、受験英語の能力はあなたのほうが今は上だよ。」と言われて、さらにやる気が出ました。また、一浪目、二浪目のときには怖れ多いような気がして出席せずにいた、原田塾長のマイケル・サンデル講読(英語の原書を読む)ゼミにも、1度も休まずに出席しました。

 

体育会系合宿所で、「はじめてのお掃除」
体育会系合宿所で、「はじめてのお掃除」

思い出深い合宿生活
夏には個別特訓合宿があり、そこでも大きく成長できたと確信しています。湘南の合宿地は、とてもきれいで素晴らしい環境なので、勉強に集中できます。受験生活が終わった今でも、「今年もまた行きたい!」と思うほど、私の大好きな場所です(笑)

EKMでは、誰もが参加できるように配慮して公共の施設を使った体育会なノリの全体合宿から、湘南のような少し贅沢な環境での個別合宿まで、今年は5回の合宿がありましたが、私はそのすべてに参加しました。朝が弱い私には、起きてすぐ勉強し始められる環境は大変ありがたい環境でした。 

 

出陣式にて、お守りを握りしめる
出陣式にて、お守りを握りしめる

そして迎えた入試本番
秋から冬にかけて、成績は上昇・安定しましたが、とにかく志願者の多い昨今の医学部受験、しかも下から這い上がっていった私のような経歴の受験生にとっては、最後まで何があるかわかりません。


しかし、最後の最後まで気を抜かずに勉強をしたことで、まさかまさかの大本命校、旧設校である東邦大学に合格することができたのだと思います。今年は学費値下げの影響で、国公立併願者層がどっと押し寄せ来る/女子はより受かりにくくなる…という事前分析もありました。実際、一般入試での男女比率は7:3でした。

女子にとって厳しい条件の中での勝因は、(1)苦手な数学を克服しきれないと判断し、英語を徹底的に伸ばす努力をしたこと。(2)私大専願だからといって二浪目まではどんなに諭されても受験すらしなかったセンター試験を「国公立併願者ならば皆受験しているんだ」と気持ちを入れ替えて本気で受験したこと。(3)一浪時から3年間積み重ねてきた、原田塾長の本格的な小論文・面接ゼミのおかげで、出題形式変更のあった面接に、むしろバッチリ答えることができたことが、挙げられると思います。また、東邦の二次試験の前夜、瀬戸先生と、東邦OBの方が、遅くまで模擬面接練習を行って下さったことで、自信と余裕をもって本番に臨むことができました。

 

“もう一人のお母さん”瀬戸先生、鈴木さん、原田塾長
“もう一人のお母さん”瀬戸先生、鈴木さん、原田塾長

多くの人に支えられて

私は、受験生活の面で、何かあるとすぐに瀬戸先生に相談をしていました。いつでも、どんな悩みでも、親身になって相談に乗ってくださり、私のもう一人のお母さんのような存在でした。瀬戸先生に励ましてもらいながらでなければ、私は受験生生活を乗り切れなかったと思います。本当に感謝しています。

また、原田塾長先生をはじめとする各科目の先生方、そして事務局の皆さんもいつも親切にご指導くださり、本当に感謝しています。

そして、情緒不安定な時期、疲れて機嫌が悪いとき、いつもそばで応援しつつ見守ってくれていた父、母、弟にも本当に感謝しています。特に母には、本当に支えてもらいました。立派な医師になって、これまでお世話になった人達にいつか恩返しをしたいと思っています。

私のようなあなたも、あきらめないで

最後に、私が偉そうに言えることではないかもしれませんが、私のように医師家系に育ち、医師になりたいと思っても勉強をして来なかったために医学部を諦めようとしてしまっている人もいるかもしれません。


でも、地位やお金のためばかりを考えて医師を志望する人よりも、身近に医師を見てきて、やりがいや大変さもわかった上で、自分もそうなりたいと思う人の方が絶対良い医師になれるのではないかと私は思います。
ですから、そのような人たちには医学部に入ることを諦めないでほしいと思います。

私は良い予備校、先生方に出会えたおかげで、合格することができました。 エコール麹町メディカルに通ったことで、よき師、よき友に出逢えたこと、そして、全く勉強が出来なかった私が、旧設医学部である東邦大学に合格できたことは、一生の誇りです●

HAMADA Hiroyuki さん [一般入試]

東邦大学医学部医学科

東京医科大学医学部(一次)

岩手医科大学医学部(一次)


出身高校/(千葉・私立)市川高校

 

僕は高校時代に勉強をしなかったため、2項間漸化式式すらできないありさまで浪人生活をスタートしました。そんな僕が、受験において数学を“武器”にすることができるまでになったキッカケは、佐藤保幸先生に出会った一浪目の夏の合宿でした。

 

その時は苦手項目であったベクトルに絞ってイチからやったのですが、たった数コマの個別授業で空間ベクトルの問題をスラスラ解けるようになり、そこから派生して様々な公式や定理の意味まで理解できるようになっていました。その後も極限や行列など色々な分野を徹底的にみてもらい、次々に苦手な範囲がなくなり、それどころか、それらが得意範囲になっていました。

 

そこまで佐藤先生についていけたのは、先生の教え方がわかりやすい事は勿論、生徒のモチベーションを上げるのがとても上手だったからだと思います。先生の授業は合間に話すことも面白いのですが、何より数学が楽しく感じ、もっと先が知りたいと思うくらいでした。

 

英語に関しては、やはり瀬戸雅美先生に一番お世話になりました。数学もひどい状況でしたが英語はもっと酷い状況からのスタートでした。

 

二浪目が決まった春休み、瀬戸先生には個別授業を中心に長文をワンセンテンスごとに細かく分析しながら文法事項の確認や形容詞や副詞がどこにかかるなどを勉強しました。そのおかげか1月くらい経過した頃には長文をきちんと構文を理解しながら読めるようになりました。これまで単語や一部理解できた部分から推理、想像して何となく読んでいた(英語が苦手な受験生には多くいらっしゃるのではないでしょうか?)ので、とても大きな進歩になったと思っています。

 

英語以外にも、担任だった瀬戸先生を中心に、一浪目のとき担任だった坂口誌先生など、多くの先生方に、勉強面以外でもお世話になりました。私生活での気の緩みや友人関係、メンタルケアーまで、実に様々なことでお世話になりました。

 

浪人という遠周りをしてしまいましたが、浪人生活で学力は勿論、社会に出てからも使える大切なものをたくさん学ばせていただきました。浪人中に得た友人とは医学生になった今でもお互いの大学で学んだことを話したり、互いに教えあったりしながら付き合っています。●

 

S. Y. さん [一般入試]

受験勉強において、受かる自分を想像せずにする勉強には、大きな効果は期待できないと思います。しかし、医学部受験とはおそろしいもので、やればやるほど合格をイメージすることが難しくなってしまうのです。赤本で次々に難しい問題に出会う…、諦めずに多浪して頑張っても年々不利になる…、医師になることに直結した勉強をするわけでもなく、モチベーションを保つことがどれだけ困難かは、実際経験した人でなくては理解できないでしょう。


孤独な闘いのように思えます。

私は5浪しました。

遊んでいたわけではなく、勉強の仕方を知らなかったし、がむしゃらにやっても、効果のでる勉強ができてなかったのです。他の予備校に行っていた三年間は、実際孤独な闘いでした。いや、当時の学力では闘いの舞台にすら上がれてなかったと思います。


自業自得だと自分を責めているとき、瀬戸先生が担任になりました。先生は、今時珍しい、『叱ってくれる』先生でした。やるべきことをちゃんとやらないと… 叱られました。(笑)
当たり前のようですが、実際は生徒に嫌われたくないから注意しない先生が多い中で、生徒の合格のために文字通り体を張ってくれる先生に私は初めて出会いました。そんな責任感ある先生だから私は信じることができて、『こうすれば受かる』と言われたことを素直にやっていたら、受かる自分をイメージできるようになるまで学力は伸びました。そこまでくれば勉強はとても楽しくなります。もちろん受験前は怖くて不安でいつも泣きそうでしたが、そんなとき瀬戸先生は深夜でも安心できるようにメールに応えてくれました。

内海先生は、私を数学恐怖症から救ってくれた恩人です。

多浪・女子・高校時代文系でしかも進学校ではない高校出身の私が、事実「受かった」から言えることがあります。多浪だから、勉強ができないから、そんなことで諦めないでください。受かるか受からないかは、『効果がでる勉強』を、やるか・やらないかです。やれば結果は必ずついてきます。そしてそれは、医学部受験のプロの、信頼できる先生を、とにかく最後まで信じることで、あっけなく可能になると思います●

 

(S. Y.さんは、エコール麹町メディカル渋谷本校開校直前に、現在のエコール麹町メディカルの専任講師が中心となって指導、医学部合格を果たした受験生です。S. Y.さんの了解を得て、指導実績として掲載しています。)

 

 

 


N. H. さん

根岸穂波さん
東邦大学医学部医学科
岩手医科大学医学部
聖マリアンナ医科大学医学部
杏林大学医学部

出身高校/(東京・私立)共立女子高校

原田先生、瀬戸先生には「二次面接特訓」で本当にお世話になりました。

現役の時は“一次合格”出来なかったため、「面接」を経験できないままに1浪に突入。1浪の一年間、原田先生が担当された「小論文」の授業以外でも、時事問題や医学に関する時事ネタにもっと幅広く触れておきたい…と思いながらも、実際には本を読んだり、じっくり考えたりという時間がほとんどとれないままに過ぎてしまいました。

 

結果として、「面接」と真剣にむきあったのは、一次合格が出てから 。

 

私は、練習どころか、今まで「面接」というものの経験が全くない上に、アガリ症です。それなのに、「人の発言を聞いたり、自分が見られたりするほうがいいから、合同で練習をする」とのこと。「一対一で練習してからじゃないの?」という予想(期待?)もあっさりはずれて(笑)、原田先生、瀬戸先生が見守るなか、いきなり合同での面接練習が始まりました。

 

心臓はばくばく、体がふるえて、相当情けない状態でした。最悪なスタートです。ちょっと突っ込まれると「志望理由」さえまともに答えられません。自分の発言の稚拙さに比べて、周りのレベルははるかに高く、自分の考えの甘さを痛感しました。恥ずかしいし、最初は正直苦痛でした。。。

 

でも、せっかく一次を突破できたのだから、合格にたどりつくまで徹底的にやろうと考えなおしました。このハードルを越えなければ最終合格はないのです。もう必死です。

 

そこで、志望理由をもう一度考えることから始めました。すると、自分の中であいまいだった気持ちや考えが、声に出して“人前で”話すことで、頭の中で整理されて明確になりだしたのです。

 

その間、原田先生と瀬戸先生には夜中までこの練習につきあって下さいました。瀬戸先生がこれまでに指導されて様々な医学部に合格されたOBの方たちからの情報・データに基づいて徹底的に質問していただき、また、企業・大学の両方で多数の面接経験のある原田先生が、適切な答えへと導いて下さいました。

 

これが自信になり、どの面接会場にいっても大きなミスをすることなく、ハードだった「聖マリアンナ医科大」の面接では、ディベートをしていて「楽しい!」と思える瞬間もあったほどで(笑)、自分でも驚きました。

 

この練習を避けては、今の合格はなかったでしょう。それほど、この合同練習は効果がありました。原田先生、瀬戸先生に心から感謝しています。 ●


矢野健介さん [一般入試]

矢野健介さん

医師(東邦大学医学部医学科卒業)

出身高校/(長野・県立)飯田高校


受験において、大きなウエイトを占める英語。その科目の中でも最も点数配分が高いのは周知の通り「長文読解」です。私も医学部受験をするにあたり、この長文という大きな山を切り崩そうと、手当たり次第、問題集に手をつけ、また、予備校で配布されたテキストも星の数ほどこなしました。しかし、一定のレベルにまで偏差値を上げることはできましたが、それ以上の偏差値を獲得することができませんでした。私は数学が苦手だったので、どうしても、英語で合格点をカバーできる成績がほしかったのです。あと少し英語で点数が取れれば、安心して受験に臨めるのに。こんな思いをしている方は少なくないと思います。 

 

どうすれば読解能力が高められるか、一人で悩んでいた時に、1浪目の夏合宿で受けた原田広幸先生の長文読解指導を思い出し、ぜひもういちど塾長の指導を受けさせてください、と自分からお願いしてゼミに入れてもらいました。当時の原田先生は多忙で、週に1回だけ、毎週土曜日の夜に、ひっそりとやる気のある生徒向けのゼミを開いていました。そのときは、塾長ゼミで何を読んでいるか全く知りませんでした。前の年の個人指導で使ったような、難関大学の過去問でも解いているのだろうと勝手に思っていました。

 

ところが、最初の授業で渡されたのは、Bertrand Russell “Problems of Philosophy”というテキストの最初の10ページでした。その当時、私は、哲学者であるラッセルという人物について何も知りませんでした。それどころか、昔の哲学者の文章なんか読んで、医学部受験に何の役に立つのかと、不安になりました。それまでは「受験」だの「医学部対策」だのといった受験専門の参考書でしか勉強したことが無かったから当たり前ですが、いっしゅん、受講を躊躇したくらいです。

 

しかも内容が「哲学」です。知的なことへの興味はあっても、なるべく受験に関係の無い分野のことは、さけておこうと思っていたので、ますます、不安になりました。それでも、とりあえず1~2回出席してから様子をみようと、初回の授業をうけてみました。

 

しかし、・・・・初回の授業で、絶対に英語が伸びることを確信してしまったのです。ラッセルの文章は、緻密で、非常にロジカルです。普通の文章では何気なく読み流してしまう”but”や”otherwise”などの使い方に、これほどまでに重要な意味が込められていたのかと、1パラグラフ読むごとに感心しながら、毎回、軽い眩暈にも似た知的興奮を味わいながら読み進めることができました。先生からは、「何に対して、何が『しかし』なのか?」、「『そうでなければ』の『そう』の内容は?」、「ここでの”actual”の意味は?」「”real”は何て訳すべきなの?」「なぜ”should”なの?」・・・と、次々と質問が出され、それを考えることで、ラッセルの英文の深みが、さらによく理解されていきます。

 

結局、なんで、ラッセルを読むべきなのか、という理由は、実際に読んでみて直感的にわかったことなので、なかなか言葉で説明できませんが、敢えて言えば、恐ろしく緻密で正確な英文を、日本語での類推の効かないテーマで読んでいくため、毎回3時間以上に渡って、文法、構文、語彙、などの知識を総動員し、しかも、今流行のロジカル・トレーニング以上の論理的思考をフル活動させなければならず、知らず知らずのうちに、頭の中でバラバラになっていた「知識の断片」みたいなものが、統合されるからではないかと、勝手に思っています。(塾長も、そんな感じだ、と言っていましたが。。)

 

その後、約1年間ラッセルを読み続け、毎回ノートに写して構文を分析し、何回も音読しました。成績は、自分の確信どおり、天井を突き破りました。11月の代ゼミ模試では、偏差値73.5。1年前の成績が。55そこそこですから、20近く伸びたことになります。正直、これにはビックリでした。勉強そのものへの自信もついて、数学や理科の成績にも影響が出たのではと思うくらいです。

 

文法、語法、語彙の問題に関しては医学部に合格できるレベルの人間は満点に近い点数を取ってきます。英語という科目において点数の差がでてくるのは間違いなく長文でしょう。その長文対策として受講し始めたラッセルのゼミでしたが、長文だけでなく、文法、語法、単語の問題も、さらに出きるようになりました。あの時、受験の常識(?)を破って、ラッセルを読み始めてよかったと、心から思います。 

 

**あとから知りましたが、ラッセルは、ノーベル文学賞も受賞したほどの美文家だそうです。まさに、英語のお手本中のお手本だといえるでしょう。

 

わたしは、すっかりラッセルの文章に魅せられてしまい、“Problems of Philosophy”のほかに、“Conquest of Happiness”を塾長と一緒に通読しました。こちらのテキストは、内容は一般的でわかりやすいですが、ボキャブラリーが豊富で難しかったです。その分、小論文のネタとして使えるようなフレーズもあったので、お勧めです。

 

また原田先生は、哲学が専門でもあり、構文や文法だけでは理解できない背景や語彙の解説もしていただけたので、大変役立ちました。 ●