ふざけた医師のまじめな話 vol.2

夏がやってきました。水着の夏!日焼けの夏です!

 

が、残念ながら皆さんには水着も日焼けも若い女性も関係ありません。ただひたすら部屋で問題と戦う毎日です。夏の思いで、甘い恋なんて夢のまた夢。

 

ということで、今回は恋愛の話。皆さん、恋してますか?

医 師  富 所  潤
医 師  富 所 潤

はっきり言いますが、受験に恋愛はタブー。ここに例外はありません。かくいう私も現役時代に恋愛で失敗しました。受験は戦いです。自分が合格するには戦略が必要です。余計な心配事は出来る限り排除しなければいけません。環境作りは自分でやるのです。試験が近づくにつれ、神経が高ぶり、緊張感が増していきます。浪人生のプレッシャーは1度目の比ではありません。そんな時に限ってくだらない事でけんかすることが多いもの。周りに気を使う余裕が無いのは仕方ありませんが、相手はそんな状況をいつも理解している訳ではありません。「勉強に集中したい。」「一人にして欲しい。」こんなことを考えるだけで実はストレスになっているのです。医学部受験とは結局のところたった一人の孤独 な戦いなのです。

では、同じ学校内での恋愛はどうか?これはもっと最悪です。同じ学部を目指そうものなら試験結果の出来、不出来でさらに険悪なムードになることは想像に難くありません。そんな人は勝手に潰れて行くだけです。周りにとってみれば競争相手が一人減るだけのこと。こんなにありがたいことはありません。1点で数百人並ぶ医学部受験には心の動揺が少しでもあってはならないのです。あなたはそんなリスクを負いたいですか?

ここまで読んでも「僕らは大丈夫!そんな風には絶対ならない!」と考えている方はもう一年頑張って下さい。そもそもそんな強い心を持っていれば今頃医学部でキャンパスライフを満喫しているはずです。予備校時代の恋愛なんて子供の遊びみたいなもの。大学に行けば数えきれないほどの出会いや恋愛が待っています。そう割り切って今は目の前の試験問題と恋人になって下さいね!

 

 

質問コーナー

Q. 医師生活のなかで、受験勉強が活きたと実感した瞬間はどんなときですか?

 

A. 医師になってからというより医学生になってからの方が受験勉強が活きたと実感できるでしょう。というのも、医学生は他の学部と違い試験のオンパレードです。覚える量も半端ではありません。その膨大な量をいかに効率よく記憶し、試験で吐き出せるか。

 

大学の受験勉強を死ぬ気で頑張った者はこれらの試験には必ず打ち勝ちます。そして、これが本当にいい思い出になります。自分の無力さを実感する一番の機会が予備校時代です。人を助けてあげたくても助けてあげられない。勉強は出来るはずなのに周りに置いて行かれる。全てが理不尽に感じる。こんな経験をして我々は医師になっていくのです。

 

失敗とは、より良い方法で再挑戦する素晴らしい機会である。

 


■筆者プロフィール:富所 潤 Tomidokoro Jun 平成14年金沢医科大学卒業、医師免許取得。平成20年博士号取得。平成23年整形外科専門医取得。平成24年日本整形外科学会リウマチ認定医。整形外科医にしてフィッシングギア・テスター(BREADEN 所属)。石川県の能登半島で地域医療に従事するかたわら、ボートフィッシングでアオリイカを釣る「スパイラル釣法」を考案。その釣果の凄まじさに、釣りのプロである地元漁師たちから「イカ先生」と命名される。海・ルアー・ボート釣り関連の雑誌連載、釣法解説のDVD や釣り番組への出演多数。釣りファンの間では「いつお医者さんやっているのか?」想像もつかないほどの人気・大活躍ぶりながら、外来・手術・当直の激務をこなし、全国各地での学会や勉強会にもバリバリ参加するスーパードクター。