今月のおすすめ音源~脳をリフレッシュする音楽~ vol.4

メンタルケアにお勧めの音楽 を紹介するコーナー

Vladimir Samoilovich Horowitz 『 HOROWITZ IN CONCERT』

Vladimir Samoilovich Horowitz     『 HOROWITZ IN CONCERT』
Vladimir Samoilovich Horowitz    『 HOROWITZ IN CONCERT』

 こんにちは、事務局の道脇です。芸術の秋、というわけで今回はクラシック音楽を取り上げてみます。
 「HOROWITZ IN CONCERT」は、歴代最高のピアニストと言っても過言ではないウラジミール・ホロヴィッツの演奏の中でも、録音状態のとてもよいライヴ音源です。
 このアルバムは1966年のカーネギーホールでのコンサートの録音ですが、円熟味を増し技巧的にも最高の状態にあるホロヴィッツの演奏が見事に収録されています。
 リスト「オーベルマンの谷」、ショパンのマズルカ、どの演奏にも一瞬でスーッと引き込まれますが、軽く聞き流すことはできません。しかしながら、決して聞いた後に疲れるような音楽では無く、パワーが内側から湧いてくる音楽です。
 ホロヴィッツと言うと、これ以外の演奏も名演と呼べるものが多いですが、中でも晩年の演奏からは、まるで初めてその曲を演奏したかのような瑞々しさが感じられることも特筆すべき点です。クラシック音楽なので、常に譜面上に書かれた音楽ではあるのですが、ホロヴィッツのピアノからは「独自の解釈に基づいて再現している」のではなく、「自分の内側から今まさに湧き出てきた」かのような印象を受けます。そういった意味において、極めて即興性が高いピアニストと言えるでしょう。
 年老いてなお新鮮に音楽を奏でる純粋さ、それこそがホロヴィッツの巨匠たる所以なのかも知れません。