受験生のお悩み解決!コーナー

Q.近頃、クラスメートのAさんに元気がなくて心配です。それから、Bさんはなんだかドタバタとうるさいです。Cさんはといえば、なんだか尊大な態度で、教室の空気を乱しているように感じます。受験生に他人を構っている暇などないのはわかっています。でも、医療者を志すものとして、困っている人やよからぬ人を看過してよいものでしょうか?

A.

 素晴らしい!相談者は、鋭敏な観察眼と、自分の所属する場をよりよくしようとする使命感を備えています。このような傑出した人物を受験生にしておくのは社会にとっての大損失。一日も早く医療の現場に立ってほしいものですネ。
 人間として、頭なんてそれほどよくなくても、ましてや専門知識や技能なんてなくても、ただ、よき心さえあれば、それだけで価値があります。
 ただ、どんなによき心があっても、学力・知識が足りなければ、大学には入れないし、そうなると当然ながら、医療者にもなれないんですよね。
 頭って、勉強すれば必ずよくなります。学ぶことに、遅すぎるということはありません。また、使えばなくなるお金、儚く消える友情や愛情とは違い、習得した知識や経験は、生涯、消えることも盗まれることもありません。一方で、よき心を育んだり、一度歪んだ心を正すのは、とても難しいことです。
 だから、すでによき心をもったあなたは幸いです。医療者になるために必要なのは、頭だけ!あなたの素晴らしい心を世の中に還元するために、いまは、ただただ勉強に集中しましょう。

 


Q.自分は計画を立てるのが下手です。というよりむしろ、計画を立てられません。また、過去に一度や二度立ててみた計画も、実行できたためしがありません。

A.

 計画的にやりくりしないといけないのは、お金だけでなく、時間も同じですヨ。
計画は立てたそばから崩れていくものです。当然ながら、机上の計算と実際のペースにズレがあれば、調整するのも計画の内です。特に、時間意識が希薄(または皆無)な人の場合、感覚や想定が間違っていることが多いので、計画の調整と再構築が不可避!
 計画を立てるときに大事なのは、「自分の能力を過小評価すること」です。一週間は7日ありますが、ノルマを課すのは5~6日まで、残りの2~1日は予備日とします。一日単位でも、睡眠・食事・入浴・休憩などを引いた残り時間のすべてを勉強時間としがちですが、そこからさらに1割程度の時間を引いたところに、ノルマを課すようにします。
 この予備時間こそが、実行段階で必ず生じる“ズレ”を受け止めるセーフティーネットになります。あるいは、「ノルマが果たせない自分はダメ人間だ」と凹む自己嫌悪ではなく、ノルマを果たした達成感、予備時間に先取り学習をする優越感から生まれる自己肯定感 ― これは、学習能率をより一層高めてくれます。
 計画を実行していくときに大事なのは、とにかく「計画に従う」こと。サボりや怠けは論外として、ノルマが終わらないなどの一見「もっともな」理由に基づいて、計画に従わない人のいかに多いことか。
 計画は「立てられない」のではなく、「立て方を知らない」だけ。計画を「実行できない」のではなく、「実行していない」だけなのです。(回答者:瀬戸教室長)