【合格者の声】逆境を乗り越えて・高卒認定取得からの医学部最終合格

2014年度最終合格者 小野寺奏さん 日本大学医学部医学科 合格

合格後、着物を着て記念撮影後、お母様と来訪いただきました。とてもお綺麗でした!
合格後、着物を着て記念撮影後、お母様と来訪いただきました。とてもお綺麗でした!

[1] 入塾までの経緯

 私は、高校在学中に交通事故に遭って、その治療のため学校に通えなくなってしまい、最終的には高校を中退しました。そこで、高卒認定を取って、医学部入学を目指すことを決めました。エコールに来るまでは、前に通っていた塾で「高卒認定の人は医学部は絶対に受からない」と言われたこともあり、医学部受験に対してすごく不安になっていました。

 2浪目になったときに、予備校をいろいろと探していて、エコールが再受験の方など、普通と違う経歴の方の受験をサポートしていることを知り、私自身高卒認定という特殊な経歴なので、ここならば受け入れてくださるのではないかと思い、入塾を決めました。

エコールにはじめ来校した際には、瀬戸教室長がすごく真摯に対応してくださいました。私は、やはり高卒認定では受からないのではないか、と思っていたのですが、「そんなことはないですよ」「あなたが思っているほど不利にはなりませんよ」と背中を押してくださって、とても安心できたのを覚えています。

[2] 入塾後のEKMの印象。

 最初は私も緊張していたので、なかなか自分から話せなかったのですが、1クラスの人数が少ないので関わりが近く、自然に周りの人と話すようになり、楽しく過ごせました。同い年の子もいて、仲良くさせてもらいました。お互いが程よい距離感で雰囲気は良かったと思います。

[3] EKMで学習を始めた当初の様子。

 前期は、数学・化学・生物は基礎をインプットする授業だったので、普通にこんな感じなのかな、と思ってついていっていました。
 英語に関しては、授業の教材のほかに多読の課題を課せられて、自分の興味のある話で簡単に読めるものを読んで発表する時間もとっており、「あ、そんなこともするんだ」と少し驚きました。でも私は自分の好きな本にはまって読んでいたので、良い息抜きになりました。読むのは苦ではありませんでした。私はもともと英語が好きで、やっているとつい楽しくなってしまって、本当はもっと苦手科目に時間を割くべきところを、夏頃までは少し英語をやり過ぎてしまったかな、というのが反省点です。

 英語は単語力がものを言うところがありますが、興味のある話だと単語も入ってきやすいですし、多読は強制された題材でなかったのが一番効果的だったのではと思います。授業中に覚えた単語はもちろんのこと、この多読を通して吸収したものはずっと覚えていて、多読で出てきた単語が実際の入試で出たりすると、読んでいてよかったなと思いました。

[4] EKMの学習で印象に残っていること。

 小論文の授業がとても印象に残っています。前期はディスカッションが中心で、私のクラスは周りの人が自分より年上だったので難しい議論にもなったりしていたのですが、今では、そういう人たちに揉まれて参加できたのはためになったと思っています。後半の授業では実際に小論文を書くことが多く、そこで扱われた内容や、課題で書いた内容が、本番の試験にも出ました。帝京大学のセンター利用の二次試験が、英語の長文を読み、その要約と自分の意見(小論文)を日本語で書く、という形式だったのですが、ちょうど授業でやったテーマ(安楽死に関する問題)が出題され、自分も実際にこのテーマで小論文を書いていたので、やっていて本当によかったです。もし、この授業に出ていなかったら、帝京大学には受かっていなかったと思います。


 このほかには、エコールから推奨されて全国模試を定期的に受験するようになったことです。実は私は、EKMに入るまで模試を受けたことがなかったんです…。エコールで受験を勧められなかったら、おそらく自分では受けようとしなかったでしょうし、模試を受けることで、その時その時の自分の成績や位置がわかるようになったので、とてもよかったと思います。マーク模試は長丁場で、休み時間も短く大変ですが、センター試験の形式に慣れるという点では受験をおすすめします。

[5] 学習面で苦労したこと、頑張ったこと。

 私は数学がとても苦手で、最初の模試では偏差値がたいへん低く、河合塾の判定はD判定でした。その後は自分でもそれなりに頑張って、C判定、B判定と徐々に上がっていき、結果に反映されてきたことは実感として嬉しかったです。けれども数学は最後の最後まで苦労しました。
 反省点として、私は時間を決めてやっておらず、ノルマを決めてやっていたので、そのノルマが終わらないと長くやってしまいがちでした。科目ごとに時間を決めることも実行していれば、数学やその他の科目ももう少し伸ばすことができたのではないかと思います。

 化学もかなり苦手意識が強く、模試でも点数が出ず本当に苦労しました。マーク模試では7割すらいっていませんでした。問題集も結局「目標何週」というのを達成できなかったのですが、センター試験本番で96点をとったので、何が起こるかわからないものだな、と思いました。不安に感じることがあっても、ぎりぎりまで勉強し続けることが大切なので、もちろん模試の成績も目安として大事ですが、模試の結果にこだわりすぎることなく、とにかく勉強を続けることが大切だと感じています。

2013夏・湘南国際村合宿にて
2013夏・湘南国際村合宿にて

 

[6] 1年間を通して気をつけたこと


 英語で紙の辞書を使うときは、1回引いたらマーカーを引いて、2回目に同じ単語を引いたときに付箋を貼るようにしていました。そうすると自分の覚えにくい単語がわかるので、これはやっていてよかったと思います。

 また、メンタルケアの点については、受験が近くなるにつれて、成績の伸びや、自分の経歴のハンデを考えてしまって、いろいろと不安になりましたが、これはとにかく自分で乗り越えるよう調整しました。私の場合は、飼っている犬に癒してもらっていました…(笑)

[7] 年間を通して印象的な出来事
 
 私は英検を受けて、1回目で準1級が面接で落ちて、11月にもう一度受けて合格したのですが、それが印象に残っています。入試までに受かっておきたかったので、英語科の先生方に質問をして指導していただきました。


 英検準1級の面接では、社会的な内容の質問が抽象的にされるので、難しいことを言わなくてもいいことはわかっていていも、パッと瞬間的に答えるのが難しかったです。でも、この英検の対策を通して、抽象的なことを自分の中で具体化して、持っている知識の中で自分の答えやすい方向に落とし込んでいく…ということを身につけることができ、実際日大の面接でもすごく役に立ちました。日大は抽象的な質問が多いのですが、間を作らず、何かしらすぐに答えることができたと思います。準1級をクリアしたことで、自信をつけて入試に臨めました。

[8] EKMの印象的な授業


 特に印象に残っているのは英語の授業です。生徒みんなに当てていくので適度な緊張感がありましたし、英語の授業が一番楽しかったです。多読の発表に時間が多く割かれることもありましたが(笑)、とにかく情報の引き出しが多いなと思いました。1つの単語からでもいろいろな方向に知識を広げていくのはすごいです。

 

 二次試験直前の面接対策では、一番最初の二次試験だった杏林の面接対策が印象的でした。塾長からの想定問答に対して考えるときに、なかなか自分でも思い浮かばなかったり、どういう答えがベストなのかわからなかったりしたのですが、そこでしっかりと対策していただいたことで、本番の面接で自信を持って答えられたと思います。

[9] 入試本番期の思い出(本番~合格通知到着まで)


 受験は本当に長かったです。センター試験から1ヶ月以上、特に試験日が連続していると大変でした。試験当日は科目と科目の間がとても長いので、余計疲れを感じることもありました。
 そのためとにかく体調は崩さないように工夫をして、受験期間中はずっとマスクをしていました。あとは、試験会場の椅子が痛かったので、クッションを持っていっていました。

 合格通知が届くまでの間は、二次試験に進めても最終合格が全く来ないので、もうだめかもしれない、3浪になるかもしれない…などと思ったときもありました。それこそ、過去に「一次通っても、高卒認定だから二次で絶対落とされる」と言われたことがよみがえってきて、やはり高卒認定の人を快くはとらないだろうな、と自分でも思っていました。

 その後、帝京大学の合格がわかった時には、母と一緒に泣きました。
 帝京に電話をかけて自分で確認するパターンだったのですが、機械の声で「オメデトウゴザイマス」と言われて(笑)、もう何度も確認しました。

 続く日大の発表のさいは、正直一次試験の感触も良くなくて、今までの感じからして二次を通るのは無理だろうと思っていたので、合格通知が手元に届いても信じられませんでした。本当に意外でしたし、帝京のときに、とにかく医学部に受かった喜びを出し尽くしてしまって、日大のときは冷静でした(笑)。

[10] 後輩たちへのメッセージ。


 受験生、特に浪人生というのは、堂々としていられる立場ではなくて、どこにも所属していない感じがあります。だから私も、今の状態から早く抜け出したい、という思いがとても強かったです。長い受験生活を通して、自分が受験生、浪人生であるという自覚を持って、それを忘れないことが何よりも大事だと思いました。


 入試本番は何が起こるかわかりませんし、必ず受かるという保証もないですから、受験生の間は何を優先すべきかといえば、大学合格という一つの大きな目標に向けて勉強を頑張るのみだと思うんです。それだけは本当に忘れないでください。とにかくそれだけを心に留めて、前に進んでいってください!