【合格者の声】30歳・歯科医師からの医学部再受験(3)

2014年度最終合格者 上栗千典さん 福島県立医科大学医学部医学科合格

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[5] 学習面で苦労したこと、特に努力したこと。

 

 受験期に突入する前までは、週に1日は仕事に出勤して週5日は塾に通学して…という生活パターンでした。仕事以外の5日間はずっと勉強できるので良かったのですが、たとえ週1日とはいえ、まるっきり仕事にとられてしまう日があると、勉強に戻ろうとしても微妙に調子が掴みづらくなってしまったりする部分があり、その調整が大変だったなと思います。

 

特別に何かを習慣化してやった、ということはなかったのですが、数学・英語・物理・化学・国語・社会のうち、メインとなる科目は2科目程度ですが、そのほかの科目にもすべて、必ず、少しでも良いので目を通す、ということをずっと意識していました。

 

そういう勉強スタイルの中で、仕事が入る日は、空き時間がコマ切れになってしまうので、頭を使う計算系のものはやりづらく、なるべく暗記系の、特に社会や英単語を中心にやりました。理系科目では、よく忘れてしまう事だったり、いつも間違える問題を、全部小さいノートに書きだしてまとめていたので、そのノートを空き時間に見返すようにしていました。

 

Q.上栗さんの苦手科目はどの科目でしたか?

 

 古文・漢文は一番苦手で苦労しました。最後まで克服したとはいえなかった科目です。自分なりには時間を割いてやっていた感はあるのが、もうちょっと深くやっておくべきだったのかなぁ、という反省はありますね。古文・漢文で安定して点が取れるようになるためには、センターレベルよりもう1ランク上の力を付けておかないと安定して点は取れないと塾長がおっしゃっていましたが、その通りだと思います。

 

全国模試では、毎回結構バラつきはあったのですけど、7割~8割の間を行ったり来たりという感じでした。文法は落とさなかったのですが、特に古文は文章量が多いので、それをスピーディに読んで、かつ意味をしっかり取るというところでかなり苦戦しました。本番直前期だと時間がなくて厳しいので、早い段階から始められるのであれば、英語と同じように、例えば全文訳をしてみたりとか、単語とか文法とかも少しずつでも毎日やるなどの積み重ねが必要な科目だと思います。

 

Q. 同じ国語で、現代文のほうはどうでしたか?

 

 評論と小説は安定して点数が取れている実感がありました。エコールでは早い時期から現代文を重視した授業があったので、直前期になっても現代文のほうは焦ってやることなく済みましたね。

 

Q. では反対に、自信を持てる得意な科目はありましたか?

 

 得意と思える科目はなかったのですが、今回の受験で一番意識したのは数学でした。数学はやはり、その時に出た問題によっては本当に大問を丸々1個落としたりだとか、点数にもバラつきが出やすい科目だったので。

 

私は現役の時や、独学で受験した際にも、数学がすごくネックになっていたという印象があったので、とにかく数学を本番までにある程度自信を持って問題に臨めるくらいにはなっておきたいという意識がありました。2次力があれば、センター試験に関してはとくに気にしなくていいと思っていたので、センター試験の過去問を本格的に問いたのは12月に入ってからでした。

 

他に、私が全科目を通して強く実感したのは、それぞれの科目は、相互に何のつながりもなく「縦」にあるようなイメージだったのですが、学習を進めていくうちに、各科目ごとには横のつながりがあって、例えば社会であれば、政治経済の知識を持って、英語の問題に取り組んだときに、すごく理解がしやすくなっていました。物理と化学も、結構横のつながりがあったり、もちろん、数学と物理にもそれを感じました。繋がりを実感できたときは、とても面白かったです。


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